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Channel: スタッフ日記 –めざせ甲子園!
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元高校球児の見る夏(1)

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お疲れ様です!先月10日に25歳となりました沼尻です!
(ちなみについ先日6月2日は棚原キャスターの誕生日でした。この場を借りて「お誕生日おめでとうございました!」)

さて、25歳という年齢の話から入ったのは、
しみじみと「もう7年も経つのかぁ〜」と感じたからです。
今から7年前の18歳、私も高校球児として
最後の夏の大会に向け汗を流していました。
春先に両足を肉離れし、毎日電気治療に通いながら練習していたのを今では懐かしく感じます。(もちろん当時は必死でしたが…)

高校野球経験者だからこそ、最後の夏を迎えるドキドキ感や
「大舞台でミスしたらどうしよう…」というような不安、
練習してもまだまだ足りないようなちょっとした焦り、怪我に苦しむ気持ち、
彼女にかっこいいとこ見せたいというようなまた違った動機などなど、
夏に向けて良くも悪くも目まぐるしく動く心境に共感できると信じています。

昨日から始まった「めざせ甲子園!」学校紹介、
そして「速報!めざせ甲子園!」でも
より球児たちの気持ちをお伝えできるようがんばっていきます!

そして、取材をがんばっているのはもちろんキャスターや記者だけではありません。

この写真は、明日放送の糸満高校の取材時の一枚、練習試合を撮ってくれている兼城カメラマンです。

この日は「The梅雨」という天気で雨が降ったりやんだり、しかも朝の練習試合から夕方の練習まで長時間におよぶ取材でしたが、糸満高校の球児たちをばっちりと撮影してくださいました!

カメラマンもこの熱き季節に気合を入れて臨んでくださっています!QABは全力です!

明日の放送でこのかっこいい映像を活かした放送ができるよう今から原稿書きます!

2枚目の写真が糸満高校にとって大きなことであるのは、明日のめざせ甲子園でお伝えします!


栞の熱闘日記★綺麗好きが強さの秘訣!

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こんにちは(^^♪ 中川栞です!
沖縄の太陽は、本当にパワーを与えてくれるな~と思う日々。

益々暑くなってきて、ふとした瞬間沖縄でお仕事をさせていただいているのかと
不思議かつ頑張らなければという気分になっております(^o^)!
これからも暑さに負けず「限界なんてない それを超えてやるんだ」という
イチロー選手の大好きな言葉をモットーに、前進してまいります!!
よろしくお願いします。

先日、沖縄尚学の練習にお邪魔させていただきました。
この日も30度近くの気温で、太陽がギラギラしていましたが、
その太陽の光に負けないくらい、球児たちが輝いて見えましたよ!(^^)☆ミ

この沖縄尚学の特徴といえば、まさにチーム全員が「綺麗好き」で、
練習をいかに円滑に進められるかをよく考えている部分だと思います!!

たとえば、練習前に全員でグラウンドに落ちている小石を拾ったり、
練習後の様子を見てみると、不思議な光景が!!(゜-゜)

これ、何をしている最中かわかりますか!?

実は、次の日に行うマシーンを使っての練習を円滑に進めるために
ボールを綺麗に並べていたんです!!感心しました。

さらに、選手だけではありません!
このようにコーチや監督さんも一緒になって、整備をしていらっしゃいました。

コーチや監督が、
「野球をしている時だけちゃんとすればいいわけではない。」とおっしゃっていて、
沖縄尚学の強さの秘訣は、練習前後の「徹底している整備」だと感じました!☆
本当にいつも球児から大切なことを学ばせていただいています!

あと県大会開幕まで2週間!いよいよですね☆
私も気持ちが高まってきました♪

元高校球児が見る夏(2)

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皆さん、お疲れ様です!今回はまず、こちらの写真から!

現在は全くオーラがないということですが、正真正銘の高校球児でした!
(実家の母に写真を写メで撮って送ってもらっているので画質が悪いのはご勘弁ください)
これは確か、最後の夏負けた直後だと思います。この後、みんなで泣きました。

当時の記憶というのは不思議なほど、とても鮮明に覚えています。
最後の試合、相手校の逆転タイムリーは私が守っていたライトの前に飛んできたこと
私の高校生活最後の打席はアウトコースのストレートをレフト前に打ち返せたこと
まるでスローモーションかのように頭に残っています。

高校球児の皆さんはもちろん、
最後の大会にむけ頑張っているすべての高校生の皆さん、
今この瞬間の皆さんのがんばりは一生の記憶になります。
だからこそ悔いの無いよう、全力を尽くしてほしいと思います。

さて、話は変わりますが
後輩の中川が沖縄尚学の練習について面白いことを書いているようですね!
沖縄尚学はグラウンド整備をはじめ、道具の整理などとても丁寧にやっている高校です。

ですが、中川さん…
べつに沖縄尚学が「綺麗好き」だからやっているわけではありませんよ!笑

グラウンド整備を丁寧にやること
これは地面をしっかり平らにしてボールのイレギュラー(バウンドが変わること)を防ぎ、怪我を未然に防ぐことにつながります。

また、使わせてもらったグラウンドに感謝の気持ちを表すことにもつながります。
グラウンドが使えるのは当たり前のことではない。
グラウンドを使えることに感謝・喜びを感じ、そこを丁寧に使う。

これは言ってしまえば当たり前のことでもあります。
逆を言えば、グラウンド整備が雑な学校に強いところはほとんどありません。

準備・片づけまで気を抜かずにやることとチームの強さには関係性があります。

ちなみに沖縄尚学ではこんな光景も。
これは私も驚きました!

中川も写真を載せているかもしれませんが(?)
ボールケースの中のボールがこんなにきれいに並んでいるのは私も初めて見ました。

並べているのはバッティングマシーンに入れるボールで、取りやすいように、時間短縮にということでした。

ただ、それだけでなくやはり雑に入っているよりはこの方が気も引き締まりますし、
また例年多くの部員がいる沖縄尚学ですから、一人ひとりが少しでもチームに出来ることを考えた結果がこの作業につながったのではないかなと感じました。

ということで沖縄尚学が「綺麗好き」なわけではありません!笑

ただ、皆さん、
このように、野球については素人で
まだまだわからない応援団長の中川ですが、彼女も今猛勉強中です。

棚原さんの取材などに同行して
一生懸命勉強していますので、現場でたとえわけのわからない質問をしたりしても、温かく答えていただければ幸いです。

中川はもっと勉強してください。
ではまた次回!

熱戦の夏!初戦の相手決まる!

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抽選会!熱気と緊張の中行われた。
今年も高野連加盟の全63校が出場し、
22日に夏の甲子園行きのたった一枚の
切符をかけた熱闘が幕を開ける。

63校の中には、去年の秋の大会で
県内初の「連合チーム」として出場し
春も連合チームで挑んだ
宮古工業と伊良部の2チームが

宮古工業が14人、伊良部が10人と
ギリギリの人数でチームを作り上げ、
単独で出場する。

ともにDブロックに入ったチームは
宮古工業が八重山農林との離島勢対決に挑む。

海を越えて挑む初戦!
悔いのない戦いを!

栞の熱闘日記★いよいよ開幕!

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皆さんこんにちは!中川です!(^o^)丿♪
沖縄に来て、約3か月が経ちました。
もう梅雨明けしたんだ!と驚いていますが、いよいよ到来する沖縄で過ごす
初めての夏にワクワクドキドキしております。\(◎o◎)/

今日のお昼は、先輩の棚原アナウンサーに会社近くの「三笠食堂」に連れていってもらいました。
家庭的な雰囲気が漂うこの食堂。何だか、大学の食堂を思い出しました。

「中川、沖縄のちゃんぽんを食べてごらん」と棚原さん。
「わぁ、ちゃんぽん大好きなんです!!」と中川!(^^)ウキウキ
きっと麺の太さやスープの味が違うんだろうなぁと思っていたその時…
出てきたのはこちら!

ご飯の上に、卵でとじられた玉ねぎや青ネギ、細かく刻んだ豚肉がのっていました。
想像していたあの長崎ちゃんぽんとは、違いましたが、甘辛いタレがアクセントになっていて、とっても美味しかったです
><!
皆さんもぜひ、ボリュームたっぷり!三笠食堂 行ってみてくださいね☆

 

ここで宣伝をさせていただきます!
6月22日開幕する高校野球沖縄大会に向けて、フリーペーパーが出来上がりました。

先輩方から「中川も大きくなったなぁ(笑)」と一言。
私もまさかここまで大きく載るとは思っていなかったので、お恥ずかしいです。(@_@)

こんなにデカデカと載せていただいたからには、しっかり応援団長兼MCとして球児の想いを代弁していきます。

このフリーペーパーは、QAB受付で配布いたします♪

このように中には、対戦日時や対戦高校の紹介、各高校の夏にかける想いなどが載っています。
高校野球ファンの方もそうではない方も、ぜひお手にとって見てみてくださいね(^^)v

栞の熱闘日記★『2013!!速報めざせ甲子園!』スタート^^

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皆さん、こんにちは!中川栞です(*^^)
6月22日、第95回全国高校野球選手権記念沖縄大会が開幕!

前日は緊張してあまり寝られなかったという球児もいましたが、それだけ一回の試合に懸ける想いが、もの凄く強いのだと伝わってきました><
夢中になれることがあるって、本当に素敵ですよね!

試合前、応援団長として「頑張ってね」と声をかけていたつもりでしたが、
球児のみんなに「応援団長、頑張って下さいね」と言われる中川。
逆に球児に励まされました。笑 応援団長、まだまだです(@_@)
応援にも気合いをいれていきたいと思います!^^

そして!!今日の開幕!
「2013!!速報めざせ甲子園」の放送がスタートしました(^O^)/
初めての生放送。
緊張しましたが、棚原アナウンサーを始めとするスタッフの皆さんが「大丈夫、中川!^^」と言って下さり、楽しむことができました。感謝です!(><)

2回目からは、スタッフの想い、
そして、もっともっと球児に寄り添った放送ができるようにチバリます!♪

また「栞の熱闘ワンショット」も
毎回、球場で輝く皆さんの「夏の一瞬」を捉えてお伝えしますのでお楽しみに!

そして!番組を毎回見ていただけると
「沖縄代表の初戦観戦ツアー」に当たるチャンスも!
毎週土曜日(※最終回は別です!)17時~17時30分ですよ♪
熱いドラマをお伝えしていきます!お見逃しなく(^^☆!

もうひとつのめざせ甲子園!“女子野球部員の夏”

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日本高野連の規定によって、女子生徒が公式試合には出られない。それでも、“高校球児”に憧れて野球の道に進む女の子達、女子野球部員達がいる。今年3年生で挑んだのは、中部農林の大城明里さんと、首里の外間千砂登さんの二人。明里さんは昨日(大会二日目・23日)興南との初戦に挑んだものの、涙を呑んだ。2年前の夏のカードの1回戦と、同じ組み合わせだったのが奇遇だ。

沖縄の女子野球部員の歴史は今から10年ほど前、首里高校に初めて誕生したことになっている。その女子部員も今では結婚し家庭を持っていると風のうわさで聞いた。どんな女性になっているのだろう・・・。

公式戦に出られないという「壁」を知りながらもそれでも、夢を抱いて挑戦する姿に感動するし、決して普通の決意では続けられない。昔、取材した那覇西高校の女子部員は打球があたり前歯が欠けたというエピソードまであった。

彼女達がめざす「甲子園」とは何だろう。

もうひとつのめざせ甲子園!“お守りに込めた女子マネージャーの想い”

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きのう6月30日(日)は
今大会の第1シード、北山が初戦で敗れるという波乱があった・・・。
これで、ますます夏のテッペンの行方は分からなくなったが
今大会の面白さも、増したと言えるだろう。

そして何より、見事なサヨナラで勝利した美里の戦いは素晴らしかった。
次の美里の戦いも楽しみだ。

さて、連日、夏の日差しが降り注ぐ中、
球場には、チームを声援する様々な人たちの表情がある。

そこには、球児達を影で支えるマネージャー達の思いも躍動する。

6月29日(土)の普天間と沖縄工業の試合、普天間の3年生マネージャーは3人。
(左から真玉橋南さん・島袋真菜さん・稲嶺野乃さん)

30人の野球部員のために、一人30個のお守りとベンチに置く千羽鶴を用意した。

練習でのマネージャーの仕事の後に取りかかるお守りづくりは大変で、
実は、試合当日の朝まで作業は続き、
マネージャー達はわずか30分の睡眠しかとっていなかったと話してくれた・・・。

本当にお疲れ様!
その思いも届いて、普天間は勝利したのかもしれない。

一方、敗れた沖縄工業のマネージャー
具志頭このみさんはたった一人でお守り作りに励んだ。
練習が終わって夜の11時から朝6時までせっせと夜なべをして思いを込めたお守り。

勝利は惜しくも逃したが、
チームの絆をこうやって結ぶ存在があることに、感動しちゃうな~。


栞の熱闘日記★女子野球部員のさいごの夏

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「次は絶対取れるさ!」と声を枯らすほど一生懸命応援していたのは
首里高校3年、唯一の女子野球部員・外間千砂登さんです。

「速報めざせ甲子園」第2回目の放送の「栞の熱闘1ショット」のコーナーでも紹介させていただきましたが、このブログ内でも彼女の輝きに注目してみます!(^^♪

彼女は昔からお父さんやお兄ちゃんの影響でボールをずっと追い続け、
小学4年生の時に野球が大好きになり、野球チームに入って活動。

周りは皆男の子という中で悩んだこともあったと話していましたが、
高校でも野球を続け、監督は「誰よりも熱心で、1度も部活を休んだこともなく、弱音も聞いたことがない」とおっしゃっていました><★

最後の夏、大会には出られなくても
スタンドから、次に繋がるような応援をして、選手とともに心を一つにしている姿を見て、とても感動しました。

千砂登ちゃんは
「自分も一緒のトレーニングをしてきたからこそ、辛さがわかる。だから少しでも選手がプラスになれるような掛け声をしたんです」と話してくれました!!!

また、彼女は
「これからは野球が好きな女子部員を応援していきたい」
と夢を語ってくれて、同じ女性として逞しいなぁと思いました(^^)

次の「速報めざせ甲子園」では
有名な浦添商業の応援団の夏を追いかけ、1ショットにおさめますよ♪
お楽しみに!!

もうひとつのめざせ甲子園!“応援スタンドも熱い!オモシロ替え歌に思わず…”

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夏の甲子園を目指す沖縄大会は、
グラウンドだけでなく、スタンドも熱い!
そこには、ベンチ入りできなかった3年生の姿があるチームも…。

どこであろうと、ともに戦う気持ちは一つ!

しかし、毎年なのだが、応援団の盛り上げ方が面白い!
これは球場に足を運ばなければ決して「体験」できない面白さだ。

最近では保険会社のCMソングの替え歌で
「よ~~く考えよう~~バントは大事だよ~~~」が笑える。

他にも「ここで!打てば、ヒーロー~♪」
なんてのも。これをひねったものが
「ここで!打てば、もしかして…」と
やられると見ているこちらは緊張感がなくなり、思わずニヤリとしてしまう。

「打てば、もしかして…」
もしかして、どうなるんだろう~~!と
いつも、その応援に突っ込みを入れている(笑)

ハイサイオジサン、海のトリトンなどの定番応援ソングに加え、
AKB48など、スタンドは時代を取り入れながら、熱く盛り上がり、
「自分がいる場所」を精一杯盛り上げ、観衆を巻き込み、
チームを勝利に導こうと、汗を流し、声を枯らすヒーローがいる。

栞の熱闘日記★捲土重来を胸に

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皆さんこんにちは●〜*中川栞です!先日は7月7日七夕の日でしたね★ 皆さんは何をお願いしましたか(^^)?きっと高校球児の皆さんは、「2回戦突破!」や「甲子園出場!」などの願いを託す人が多いのではないでしょうか?☆ミ

先日、「速報めざせ甲子園!」の3回目の放送がありました♪ご覧いただけましたか?^^今回「栞の熱闘1ショット」コーナーでは、およそ110人の野球部員をまとめながらスタンドで吠え続けた、浦添商業3年応援団長の宮城尚くんについて、お伝えしました(^u^)

宮城くんは1年生の冬に腰をいため、背番号30番として仲間をサポートしようと決意。

番組内の写真ではお伝えできませんでしたが、この写真の後ろにはメンバー入りしていない3年生12人が一生懸命応援する姿がありました。


大会1か月前から野球の練習後に、徹底的に振付を練習。宮城君は「今年の浦商はチームも応援も弱いっていわれるのが悔しい。地域を背負って応援するので見ておいてくださいよ!」と強いまなざしで話していました。

このはちまきとリストバンドに書かれた「捲土重来」という言葉。実は監督からもらった言葉なんだそうです。「一度負けたものはもの凄い勢いで巻き返してくる」という意味の言葉を胸に迫力のある応援をパフォーマンスしてくれました!(^^)


球児もスタンドで見ている方々も、熱中症にはくれぐれも気を付けてくださいね><来週はどんなドラマがあるのか今から楽しみです。皆さんもぜひ! 毎週土曜の17時からぜひご覧いただき、メッセージなどもどしどしお寄せくださいね♪高校野球はQABで!(^o^)丿

栞の熱闘日記★影で支える補助員の姿

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こんにちは(^^♪中川栞です!
「速報めざせ甲子園!!」4回目の放送が終わりました!!
土日でベスト8が出揃い、月曜日からベスト4入りをかけて、また新たに戦いが繰り広げられます!!★
球児の皆さんには、一戦一戦悔いなくプレーしてほしいものです☆ミ

ただ皆さん!もちろん球児だけがこの舞台を作り上げているのではありません。
4回目の放送でもご紹介しましたが、今回のブログでも「補助員」にスポットをあててお話させていただきます♪(^o^)丿

球場補助員は、この夏敗れたチームが務めます。
今回は豊見城高校と小禄高校の1・2年生が、当日誰よりも早くきて、夏の舞台を支えていました。

中でも特別な思いがある小禄高校2年・島袋洋平君に注目しました。
島袋君は今年の夏、小禄のエースとしてマウンドに立ちましたが、1回戦で敗れ、3年生を勝たせることができなかったのは「自分のせいだ」と悔しい思いをしました。

でも島袋君は「自分がマウンドに立った時、それまではわからなかったサポートの有難みを感じた。だからこそ、僕が補助員として恩を返していきたい」と話してくれました。

彼に取材をした時に
「補助員として球場の土を踏んで、本当だったら自分も一戦でも多く3年生と試合がしたかった」と話していましたが、
私は補助員として外側から野球をしている同世代の子を見たからこそ、
心から野球ができる有難みを誰よりも感じ、来年に懸ける想いも強いと感じました。

来週土曜日は、いよいよ準決勝の様子をお伝えします(^O^)/

68校すべての球児の“熱闘にありがとう”

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今年の県大会、第95回全国高校野球選手権記念沖縄大会は、沖縄尚学が8年ぶり7度目の県大会優勝、6度目の甲子園切符を手にして幕を閉じた。
次は8月8日から始まる、夏の甲子園で、第二幕が幕を開ける!

振り返ると今年も様々な夏のドラマがあった。開幕試合の宮古総合実業と豊見城戦では亡き監督の思いを受け継いだ宮古総合実業ナインがいた。また勝った豊見城も続く浦添商業戦で涙を呑んだ。女子野球部員の二人。車いすの球児。伊良部高校は宮古総合実業とともに今大会で最も少ない部員10人で挑んだ。離島勢では剛腕投手として期待された宮古が初戦で美里工業に破れた。

第1シード、今大会No.1右腕の平良投手を擁した北山は、春の県大会優勝に続く、史上初の夏の栄冠は惜しくも手にできなかった。しかし、彼らが監督とともに歩み、めざしてきた野球へのひたむきな“夢”観る者を熱くさせてくれた。次のステージでの活躍に期待したい。

狭いグラウンドながらもへこたれることなく夏に挑んだ那覇商業や、那覇高校。去年の夏の代表校としてその意地を見せ、ベスト8入りした浦添商業の粘りとプライドには正直脱帽だった。これほどの活躍を見抜けなかった僕が情けない。そう思わせるほど、すごい選手達だった。

“夏の高校野球は何が起こるかわからない”そんな姿を今大会は随所で見せてくれるチームがあった。県内屈指の進学校、開邦の夏初めてのベスト16入りは、やればできる!を示してくれた。春の県大会は不祥事で出場できなかった沖縄水産、この夏、どんなチームになって帰ってくるのかとても楽しみなチームの一つだったが、球陽、那覇西と戦いベスト16入りだった。

知念高校のベンチで夏を終えた主将の「僕はチームにとって小さな歯車かもしれないが、その責任を果たせて良かった」というコメントは、この夏の一番輝いた言葉として記憶している。ベンチ入りする選手もいれば、スタンドで最後の夏を終える3年生もいる。甲子園に行けないチームも・・・。

しかし、僕は思う。甲子園とは、その場所をさすのではなく、君たちが甲子園という夢に向かって挑む中で出会う悩みや葛藤や、汗や涙や、笑顔や、感謝や、喜び・・・そのすべての中に「甲子園」は存在するのだと。

ベスト4に勝ち上がった八重山、美里工業、真和志、沖縄尚学。いずれ劣らぬ素晴らしいチームだった。中でも真和志は去年秋から今年の春まで“苦しい冬の時代”を体験した。普通の高校生では決して起きることがない苦難を乗り越えた。腐らなかった・・・。へこたれなかった。そして結果を残し、這い上がってきた。本当にすごいと思う。知念高校と真和志だけは試合後、涙がこぼれて仕方がなかった。それは惜しかったという意味ではなく、本当に素晴らしい高校生だなと思えたからだ。

そして迎えた決勝戦、沖縄尚学はセンバツ1回戦の大敗の悔しさを胸に、夏の甲子園をめざし鍛え上げてきた。美里工業は2年生中心のチームだが、試合での粘り腰は、学年など全く関係ない強さを秘めていた。沖縄尚学に試合の神様が微笑んだのは、きっとわずかな“差”なのだろう。試合中も、その小さな“差”が勝負の行方を分けた。

最後に夏の沖縄の空に向かって拳を突き上げたのは沖縄尚学。春夏連続出場の偉業を達成した。“ピラミッドは頂点からは作られない”そうなのだ。63校の一つ一つの熱戦がこの夏の全てであり、どれ一つかけてはいけない戦いだったのだと。ピラミッドのテッペンに立った沖縄尚学の栄光を称え、全球児の栄光を称えたい。お疲れ様、みんな。ありがとう。また!来年だ!めざせ甲子園!

栞の熱闘日記★「重み」しっかりと。

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皆さんこんにちは^^★中川栞です!!
第95回全国高校野球選手権記念沖縄大会。11日間にわたる熱戦が終わりました。
球児の皆さん、球児を支えてこられた周りの方々、本当に長い間お疲れ様でした(^o^)丿
初めて高校野球に関わって、毎日とっても刺激的で、感動しました!

そして、63校の頂点にたったのは「沖縄尚学高校」でした。
8年ぶりの甲子園進出、おめでとうございます!!

この写真を見てもわかるように、キャプテンの諸見里匠くんはしっかり優勝旗を掴んで、重みを感じているように見えます。

このあと諸見里くんは「僕たちは、悔し涙を流した3年生野球部員のためにも、甲子園で勝利という形で報告できるよう頑張りたい。優勝旗を必ず沖縄に持って帰ってきます」
と意気込みを語ってくれました!

そしてスタンドから「おめでとう」という声が響いていたのですが、
実はエールを送っていたのは沖縄尚学側だけではありませんでした。
敗れた美里工業のスタンドからも拍手がわきおこって「頑張ってくれよー」と一生懸命声援を送っている姿を見て、球場全体が一つになっているように感じました(@_@

勝っても負けても最後は仲間。
美里工業から沖縄尚学に千羽鶴も託されていました♪

62校の想いを受け継いで、ぜひ全国大会で勝ち進んでほしいと思います。
これからも応援団長として応援しています!

球児の皆さん、感動をありがとうヽ(^o^)!☆☆

球児達の熱い夏のドラマが幕をあける!

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「速報!!めざせ甲子園!」の番組をスタートさせ、担当をしてもう10年あまり。

この間、2001年には、センバツ甲子園に「21世紀枠」が新設され、宜野座高校旋風を巻き起こしベスト4に進出。地域の学校の球児でもやれるという沖縄の底力を見せつけ、県内の勢力図が大きく変化。

その後、2006年には八重山商工が春夏連続出場を果たし、2008年にはセンバツで沖縄尚学が2度目の春優勝。続く夏には劇的な沖縄大会を制した浦添商業がベスト4。

そして2010年、県勢初の春夏甲子園連覇の興南が登場し、沖縄の高校野球の歴史はここまで劇的なドラマを見た。

幸せな時間を一緒に球児と過ごさせてもらったとつくづく思うのですが、そんなことを言っている間に、今年も新しい時代を開くドラマがやってくるかと思うとワクワクしながらこの夏を迎えます。

球児達に負けないように僕ら「めざせ甲子園」スタッフも全力で取材、応援していきます!

球児達の熱い夏のドラマが幕をあける!


夏に向け 高揚感増す 抽選会

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IMG_1807「夏に向け 高揚感増す 抽選会」

みなさまお疲れ様です!今年もこの季節がやってきたとワクワクしている沼尻です。

さて、きょうは「めざせ甲子園」のコーナーでもお伝えした通り、夏の大会の抽選会が行われました!

会場に集まった選手たちの顔には自信に満ちた表情が多く見られ夏に向け、順調に準備できている感じが伺えました。

もちろん内心では「ここと当たりたい」「こことはまだ当たりたくない」などなど、いろいろな思いを巡らしていたと思いますが…(笑)

抽選が終わり、各チーム感触はいかがでしたでしょうか?

きょうの放送でもお伝えしましたが、今年も1回戦から注目カードが目白押し!

興南VS前原、嘉手納VS八重山商工、陽明VS北中城…etc

IMG_1824

これらの注目カードを含め、体が3つあればとりあえず3球場全部に行って全試合見ていたいくらいです。本当に。

さて、抽選会も終わり、高揚感も増してきました!

さぁ開幕まであと11日です!

速報ブログ 6月23日「慰霊の日の球児の黙祷」

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速報ブログ 6月23日「慰霊の日の球児の黙祷」

69年目の夏がやってきた。沖縄では「慰霊の日」を迎えた。

球児達は、試合を止めて、正午の時報を合図に1分間の黙祷を捧げる。

どんな、固く閉じた瞳の奥、69年前沖縄戦で亡くなった20万人を超える犠牲者を思いどんな祈りと願いを捧げたのだろう。

「平和だから野球ができる。」

当たり前だが、毎年、球児達の姿に思いを強くする。

速報ブログ 6月23日「慰霊の日の球児の黙祷」

「溢れる夏のドラマ㈰」

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前回の更新から、あっという間に開幕を迎え、もう大会も3日目まで終了してしまいました。

この時期は時間が経つのが本当に早い。

これからこのブログでは、速報めざせ甲子園や月曜日のスポーツコーナーでお伝えしきれなかった夏のドラマを書いていきたいと思います。

「溢れる夏のドラマ㈰」

1回目は、第1回速報めざせ甲子園・特集㈰でお伝えした沖縄水産高校。

復活を誓う夏の1勝を手に入れたチームですが、その試合の2日前、私たちが取材にお邪魔した時のミーティングはとても熱いものでした。

新垣隆夫監督は選手たちに目を閉じるように言い、そして語りかけました。

「特に3年生、1年生の頃から今までのことを思い出してごらん。1年生で入学した時から今までのこと。いろんなことあったね、苦しかったこともな、辛かったこともな、一度や二度じゃなかったよな。いろんなことを乗り越えてそして今がある、これに誇りと自信を持ちなさいそれを力に変えて、明後日の試合にぶつけていくこの世の中で一番強いのは思いなんだよ」

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新チーム発足時、チームはバラバラでした。バラバラどころか、3年生を中心に練習にすら出ていませんでした。しかし、彼らは決して野球を嫌いになったわけではなく、本当は野球が好きだったのだといいます。

いろいろな苦しい思いをし、それが素直に表に出せなかっただけだと。

今、沖縄水産は新たなスタートを切っています。

溢れる夏のドラマ(2)

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大会も昨日から2回戦に突入。梅雨もようやく明けて熱い暑い夏になりそうな気配が漂ってきました。

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2回目となる今回は北山高校です。

みなさんご存知だとは思いますが、北山高校は1回戦、1-2という接戦で敗れました。

最後のバッターとなったのは、これまでノッカーやコーチャーをつとめチームを支えてきた島袋一夢君。

彼は、足の筋肉が萎縮していってしまうという難病を抱えており、高校入学時は野球部には入部しませんでした。

プレーできない自分も嫌だし、みんなに迷惑をかけるのも嫌だったそうです。

その一夢君を野球部へ呼び戻したのは、中学校時代から彼を見てきた神谷善隆監督。

選手たちが「おやじ」と慕う神谷監督は、彼の野球を見る力を見抜き、たとえプレーできなくても

彼はチームの力になれると考え一夢君を野球部へ誘いました。

監督は口にしていませんでしたが、実際は一夢君の「本当は野球をやりたい」という心を感じていたのではないかと思います。

こうして野球部へと入った島袋君は、甲子園を目指し、チームを支え続けました。

その最後の夏の初戦、1点ビハインドの9回ウラ、2アウトランナー1塁で代打として打席に入ったのです。

溢れる夏のドラマ(2)

試合後に聞いた話では、神谷監督は一夢君を代打で使うと初めから決めていたそうです。

決して思い出作りの打席ではなく、勝ちにいく采配の中での起用。一夢君が信頼で勝ち取った打席でした。

試合のあった夜、取材のお礼のため連絡を入れると、すでに一夢君は切り替えて元気そうで

高校野球で学んだことをこれからに生かしていきたいと話していました。

ちなみに、一夢君は釣りが趣味だそうで、QABの「熱血釣り塾」に出たいそうです。

それは叶えられるかわかりませんが(笑)、自分の「一つの夢」に向かって、また新たな一歩を踏み出してほしいと思います!

沖縄の空に誓う球児の夏がはじまった

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沖縄高校球児の夏がいよいよはじまった。

62校のそれぞれの夏にはどんな物語があるのだろうか。その全てを紹介することはできないのは残念だが、少しでも伝えられるようにスタッフは頑張っています。

2015年、第97回全国高校野球選手権は特別な意味がある。ひとつは、沖縄にとって戦後70年の節目の年の大会であるとともに夏の全国大会の歴史がちょうど100年。1世紀になるからだ。


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選手権大会は1915年(大正4年)に、現在の夏の甲子園大会の全身である「全国中等学校優勝野球大会」の名称でスタート。


しかし、その100年の歴史は、戦争によって翻弄された歴史でもある。1942年〜1945年までの4年間は、第二次世界大戦のため大会が中止され、若い多くの命が戦争の犠牲になった。

大会が復活するのは1946年。きょうの開会式では朝日新聞の松川那覇総局長が、沖縄大会の「復活」のエピソードを挨拶で披露していた。それによると、「沖縄全島大会」に出場したのはわずか9チーム。野球の道具も満足に揃わず、ボールもスパイクもなく、代用品としてソフトボールと裸足でプレーしたという。


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きょう開邦高校の儀間敦生主将は「罪のない、尊い命がたくさん奪われた沖縄戦から70年目の節目の年、今平和な環境で野球ができることを幸せに感じます。」と力強く宣誓した。

二度と、若者が戦争で命を落とすことがないように。70年の節目に、熱い太陽と青い空と、真っ白の夏の雲に誓う日だった。

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